米軍

ここ沖縄には家を出て少し歩くと、どこにでも基地がある。自衛隊、それから米軍の基地である。自衛隊は本土復帰後であるが、米軍は戦後ずっとある。私が物心ついた時には、米軍の基地は在った。で、米軍の基地は私たちには沖縄の原風景化している。在って当たり前化している。しかし韓国での半基地、反米運動の大きさにはびっくりした。沖縄に於いても米兵による色々な事件事故が日常茶飯事に起きているのに、反基地運動の盛り上がりが少ないし、長続きもしない。国民性なのか。それとも諦めなのか。本土の人達からは他人毎のような感じも受けないではないが、どうしてなのか皆で考えてみよう。
それで、米兵による事件事故がどのくらいここ沖縄で起きているのか、新聞紙上に載っているだけでも報告してみたいと思います。

在沖米海兵隊少佐(キャンプコートニー所属のマイケル・Jブラウン39才)、女性強姦未遂事件で本日那覇地裁に起訴する。事件は11月2日午前1時頃本島中部の路上で駐車中の乗用車内に於いて車の所有者の女性を暴行しようとした疑い。

北谷町内に置いて11日午後2時頃、民間地域を低空飛行したヘリコプター(戦闘ヘリAH1コブラ)米軍、軍属関係の中学校校庭に着陸し付近住民を驚かせた。

14日午後9時頃、具志川市キャンプ・マトリアス内に於いて米国人少年3人が沖縄人タクシー運転手の顔などを殴り逃走した。タクシー代金のことでタクシー内で暴行した疑い。具志川署は米軍憲兵隊の協力を得て少年達の行方を追っている。

沖縄市に於いて小学校校舎建築現場から、復帰前の米軍輸送パイプ見つかる。基地の現状回復は米軍(防衛施設局)の責任であるが、この油送管については既に処理済であるとの回答で工事に支障きたすことから市当局の費用で撤去した。

飲酒運転で米兵逮捕
酒酔い状態で車を運転し国道58号の中央分離帯の鉄柱をなぎ倒し対向車線に侵入する物損事故を引き起こしたトリーステーション所属の上等兵エリオ・タッカーを逮捕した。

米軍車電柱を倒す
23日午前零時頃名護市二見の国道331号に於いてキヤンプ・ハンセン所属のハラルド伍長運転の
大型トレーラーが搭載していた大型ブルトーザーを道路右側のコンクリート製電柱に衝突させ、電柱を倒したもの。

今日不発弾処理
南風原町大名で見つかった米国製不発弾5インチ艦砲弾4発の処理が今日行われる。
避難対象は現場から230メートル以内の268所帯、800人を予定している。

　うっかり米兵実弾旅客機に持ち込む
　30日那覇空港に於いて大阪行きの全日空機に部隊移動のための普天間基地所属の海兵隊
　の女性軍曹(23才)のバックから機関銃の実弾18発が見つかり、豊見城署が火薬類取締法違　反の疑いで取り調べたが、米軍側から公務中との回答で軍曹の身柄は憲兵隊に引き取られ　　た。調べては軍曹は3週間前まで派遣されていたアフガニスタンでバックの中に紛れ込んだと　思うとうっかりミスを認めた。　おかげで出発が遅れた全日空のお客さんはおかんむり。

米海兵隊窃盗容疑で逮捕
那覇署は4日午後、キャンプキンザーー所属の兵長ヘリオドロ・フィザー・ジュニア容疑者(20才)
を那覇市の雑貨店で缶ビール2本を盗んだとして逮捕した。

米軍機発信装置落とす
18日に普天間飛行場周辺で訓練中の米海軍所属P3C対潜哨戒機から、墜落位置を知らせる発信装置が落下している事がわかった。装置は約76センチ×61センチで、外側は
グラスファイバーで覆われていた。地元宜野湾市長は人身事故の起きる可能性が在ったとして強く米軍に抗議した。

米軍バス突っ込む
30日具志川市の県道8号線で緩やかなカーブを曲がりきれずに対向車線を超えて、反対側の写真館に突っ込んだ。バスは通行中の自転車を巻き込み、自転車に乗っていた62才の男性の両足を骨折する重傷を負わせた。運転手も腹部強打で中部病院で手当てを受けている。原因を具志川警察署が調べている。

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